宇宙へ 〜冷戦と二人の天才〜

NHKで夜中に再放送をしていました。
第1回にたまたま見かけて、とてもおもしろかったんで全話(4回)見ました。この番組はフォン・ブラウンコロリョフという二人の天才による1950年代から1960年代にかけてのロケット開発の歴史を当時の記録に基づいてドラマ化したもの。
本当に感銘を受けました。なんといっても驚くのは人類が初めて人工衛星を宇宙に打ち上げ(1958年)てからたった10年で月へ人を送ったという事実です。その間には相当の無茶も行ってはいますが、それでも脅威的であると言わざるを得ません。
アポロ11号が月面に着陸したときにフォン・ブラウンが涙を流すシーンは私も思わず泣きそうになりました。20年30年越しの宇宙への夢を実現させた喜びと感動は何物にも代えがたいものだったでしょう。
それから、当時コロリョフが開発した宇宙機器(たとえばソユーズなど)がロシアでいまだに使われているというのもまた驚嘆するばかりです。
航空機などを考えてもそうですが、その当時の物理学者・技術者というのはとても偉大だと感じます。現在までに多くの改良を加えられてはいても基本的な部分は何も変わってはいないわけですから。