2018年に読んだ小説(一部,非小説)

2018年の読書メーター
読んだ本の数:37
読んだページ数:11034
ナイス数:314

【Amazon.co.jp限定】ハロー・ワールド(特典: オリジナルショートストーリー データ配信)【Amazon.co.jp限定】ハロー・ワールド(特典: オリジナルショートストーリー データ配信)感想
(★★★★★)短編5編連作。ほとんど現在といえる近未来SF。今,現実にある技術が,ちょっとしたきっかけで劇的に世界を変える可能性というものを見せつけられて,とてつもなく興奮する。主人公の猛烈に仕事してる感と,世界を高速で動かしている感がたまらない(笑)。そして,自由を追求することの価値,その困難さについて考えさせられる。
読了日:12月01日 著者:藤井 太洋
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!感想
(★★★★☆)
読了日:11月20日 著者:山崎元,大橋弘祐
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)感想
(★★★☆☆)
読了日:11月17日 著者:佐藤 航陽
φは壊れたね (講談社文庫)φは壊れたね (講談社文庫)感想
(★★★☆☆)Gシリーズまだ読んでないのよね,と思って,そういえば1冊持っていることを思い出す。しかし読んだ記憶があるような,ないような。で,読み始める。…読んでた。
読了日:11月08日 著者:森 博嗣
おうむの夢と操り人形 (Kindle Single)おうむの夢と操り人形 (Kindle Single)感想
(★★★★☆)Kindleだけで(?)読める短編。東京オリンピック後に大量にうち捨てられていたPepper君もとい「パドル」をうまいことよみがえらせた話(笑)。藤井さん真骨頂といえる,現在の延長線上にすごい世界が待っているというわくわく感は,この作品でも健在。SBで実際にこのようにやればいいのでは?? 「共感」はどこから生まれるのか,「心」はどこに存在するのか。シンギュラリティはどこからくるのか──。
読了日:11月08日 著者:藤井 太洋
人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly? (講談社タイガ)人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly? (講談社タイガ)感想
(★★★★☆)Wシリーズ最終巻(第10巻)。ヒトをふたたび生殖可能にする技術が発表される? 国際会議の開催からどう展開するのかと思ったら……。特に終盤はまさかの激烈進行で,ハギリ博士同様,読んでいるこちらも驚いた。ヒトがヒト以外の知性とどう共生していくのか。ヒトの知性とは。ハギリ博士の思考,そしてウグイの──。なんだかじんわりしみこむ最終巻だった。しかし,四季にまつわる一連のお話としては,何も終わった気がしないが,まあ終わりなんかないんだよね,これ(笑)。
読了日:10月30日 著者:森 博嗣
青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)アニメもはじまった青ブタシリーズ第9弾。主人公 咲太のターン。まあ,紛う事なき思春期症候群なわけだけど,家族モノで感動するんだけど,ちょっといい話すぎるのよねぇ。咲太もみんなも素直すぎるんだよねぇ。そこがいいといえばいいんだけど,いいんだけど,ちょっと食傷ぎみかなぁ。ラストでこめられる新しい弾に期待。
読了日:10月24日 著者:鴨志田 一
アルテミス(下) (ハヤカワ文庫SF)アルテミス(下) (ハヤカワ文庫SF)感想
(★★★★☆)下巻。えらいことに巻き込まれたジャズは,上巻以上にピンチの連続。まわりの人たちを味方につけて,共同作戦で無茶な計画を敢行する。正直,いろいろとやりすぎ感・ご都合感が否めないが,ジェットコースターのようなスピード展開で一気読み。ハリウッド感アリアリ。
読了日:09月29日 著者:アンディ・ウィアー
アルテミス(上) (ハヤカワ文庫SF)アルテミス(上) (ハヤカワ文庫SF)感想
(★★★☆☆)傑作『火星の人』の著者による,近未来SF第2弾。月面唯一の都市「アルテミス」で運び屋をする女性ジャズが,ヤバい依頼を受けてしまったことで,月の行く末に関わる陰謀に巻き込まれていく。前作と変わらぬ軽妙な文章で読みやすい。上巻は本題に入るための前置きといったところだが,その前置きがやたらと大がかり!(笑) ちょっとくどさを感じるも,ジャズの運命どうなる!?というところで終わり,即,下巻へ手を伸ばすわけである。
読了日:09月26日 著者:アンディ・ウィアー
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法感想
(★★★☆☆)
読了日:09月23日 著者:北野 唯我
クドリャフカの順番 (角川文庫)クドリャフカの順番 (角川文庫)感想
(★★★★☆)
読了日:08月25日 著者:米澤 穂信
ふたりの距離の概算 (角川文庫)ふたりの距離の概算 (角川文庫)感想
(★★★☆☆)古典部シリーズ第5弾。古典部に仮入部した新入生の大日向が,本入部直前に退部。ホータローがマラソンしながら(!)その謎を解く。電子本棚に積んであったやつを引っ張り出してきて読んだ。意味深な台詞や振る舞いがつづくので,なんだかフラストレーションがたまる(古典部シリーズはみんなそうか?)。あと大日向と千反田がめんどくさくてフラストレーションがたまる(笑)。それにしてもホータローはいいやつ。
読了日:08月18日 著者:米澤 穂信
青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:08月05日 著者:鴨志田 一
青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★★☆)
読了日:08月03日 著者:鴨志田 一
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:08月01日 著者:鴨志田一
青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)
読了日:07月31日 著者:鴨志田一
青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★★☆)
読了日:07月29日 著者:鴨志田一
青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★★★)
読了日:07月27日 著者:鴨志田一
青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★★★)
読了日:07月26日 著者:鴨志田 一
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない (電撃文庫)青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない (電撃文庫)感想
(★★★★★)まわりの人から姿が見えなくなってしまった麻衣先輩を,後輩咲太は救えるか?「基本読書」で冬木さんが紹介していて,面白そうだったので読み始めたら最高だった…。きゅんきゅんだった…。40に迫ろうかというおっさんが,青春小説読んできゅんきゅんとかキモいことこの上ない自覚はあるが,きゅんきゅんなんだから仕方がない。「思春期症候群」というオカルトちっくな現象の理屈づけに,SFちっくな要素を盛り込んでくるところも嫌いじゃない(好き)。満載なベタ要素を絶妙に組み上げた傑作だった。10月からのアニメも楽しみ。
読了日:07月24日 著者:鴨志田 一
声の網 (角川文庫)声の網 (角川文庫)感想
(★★★★☆)1編目を読んで,ここで終わり!? と思ったら短編連作だった。というか,全部セットで長編なのかな。舞台は,電話網とそれに繋がるコンピューターが浸透し,それに頼り切って人々が暮らす社会。そこになんだか異変が…というお話だが,これが1973年に書かれたものだとは! 当時は,インターネット生まれたばかりで,一般人とは無縁のものだったろうに。異変の先で密かに進行するあれやこれや,そして,ブラックなこの結末は,実はリアルの現代でまさに進行中なのでは? 私の大好物な展開だった。
読了日:07月18日 著者:星 新一
灰と幻想のグリムガル level.13 心、ひらけ、新たなる扉 (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.13 心、ひらけ、新たなる扉 (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆)前巻でようやっと楽しい(?)冒険ができたと思ったら,またもや異様な世界へ紛れこんじゃうのね。。うーん,そういうぐにゃぐにゃ世界も嫌いじゃないんだけど,ここは一つ,もやもやが続いている人間関係とか,じっくり時間をかけて成長してきたハルヒロたちの,ちょっとした頼もしさみたいなものを見たいなぁ。いや,ぐにゃぐにゃ世界も嫌いじゃないんだけどね,嫌いじゃ ^^;
読了日:07月04日 著者:十文字青
天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow? (講談社タイガ)天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow? (講談社タイガ)感想
(★★★☆☆)Wシリーズ9作目。ヒトとほとんど区別がつかないウォーカロンと,ヒトを超えたAIが少しずつ世界に広がりつつある世界。今回のハギリ博士は,ウォーカロンメーカーのイシカワでおきる事件の謎を追いかける。ネットから切り離されて中のようすが窺い知れない現場を,ちょっとずつちょっとずつ探っていく展開はやきもきされられる。シリーズを通して語られる,薄れゆくヒトとウォーカロンとAIの違い。今回も,ハギリ博士の考察は,森作品だなぁと感じさせる。次の最終作でどんな結論が示される/示されないのか。楽しみ。
読了日:07月01日 著者:森 博嗣
ソードアート・オンライン プログレッシブ6 (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ6 (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)前巻の続きの第6層後半。クソ長げぇw 想定外のイレギュラーイベントと思いきや…,これは。。NPCのAI具合がどんどん人間化しているところとか,システムの 精巧化(?)とか,何が起きてるのか気になるー。茅場さん,カーディナル解説してー。まだたったの6層というのも驚愕だが,強さの表現もインフレし過ぎじゃない? あと,PKerの謎はともかく,アスナの伏線とかあれとかこれとかは回収しないのですか。次巻が出る頃には絶対忘れてるぞ。。
読了日:06月15日 著者:川原 礫
スカイ・クロラ (中公文庫)スカイ・クロラ (中公文庫)感想
(★★★★★)ちょうど10年ぶりの再読。当時、大学院博士課程の心荒んだ学生だった私が、研究そっちのけで読み耽っていたことを思い出す。作品の世界に緩く流れる退廃的な雰囲気と、キルドレたちの虚無感が心地よいのだ。今の自分の状況は10年前とはまったく異なるが、それでも心の奥底に沈殿するもやもやは、当時と何も変わらないのだと思った。心救われる一冊。10年後にまた読もう。
読了日:06月06日 著者:森 博嗣
理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント (中公新書)理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント (中公新書)感想
(★★★☆☆)本を読みたいなと思っているのになかなか読めない人へ、読書の敷居を下げる提言をする第1部と、仕事のために効率よく本から情報を得る方法を説く第2部からなる。日頃(?)感じていることか言語化されていて、それが確認できてよかった。あと、終盤は読書術というか、もはや仕事術。ちなみに私の中では、「読書=小説を読むこと」と定義されているので、小説以外の本を読むのは読書とは言わない(は?)
読了日:05月31日 著者:鎌田 浩毅
きまぐれロボット (角川文庫)きまぐれロボット (角川文庫)感想
(★★☆☆☆)カップラーメンができる間に1編読める。細切れ時間の活用に最適。表題にあるロボットネタよりは、妙な薬ネタがたくさん。ほう、というオチに出会うのは10編に一つくらいかな(笑)
読了日:05月30日 著者:星 新一
科学はなぜわかりにくいのか - 現代科学の方法論を理解する (知の扉)科学はなぜわかりにくいのか - 現代科学の方法論を理解する (知の扉)感想
(★★★★★)すべての高校生に読ませたい。てか老若男女みんな読め!(笑) 恐竜の絶滅は巨大隕石の衝突が原因であるという学説など,具体的な例を数多くあげ,なぜそれが受け入れられるようになったのか,科学の営みとはどういったものなのかを非常にわかりやすく丁寧に説明している。標題通り,なぜ科学がわかりにくいのか,なぜ世間に誤解が生じるのかがとてもよくわかるし,裏返していえば,なぜ科学が信頼に足るのか,重要なのかがわかるだろう。読み終えた後には,“真の科学リテラシー”が身についているにちがいない。人類必読の書。
読了日:05月30日 著者:吉田 伸夫
グリフォンズ・ガーデン (ハヤカワ文庫JA)グリフォンズ・ガーデン (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)1992年刊行作の改訂復刊版。『プラネタリウムの外側』にも登場するバイオ素子コンピュータとそれが置かれる研究所が怪しすぎて楽しい。主人公のぼくがコンピュータ内に構築する世界と現実世界とが,交互に展開されていく。それぞれの節の前にどちらの世界なのか示されているにもかかわらず,読み進めるほどに仮想と現実が曖昧になっていく。その感覚は,『プラネタリウムの外側』以上。それはそうと,男女カップルの会話が異常なほど高尚で,思わずにやにやして読んでしまった(笑)。
読了日:05月18日 著者:早瀬 耕
裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト(ハヤカワ文庫JA)裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト(ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)ネットロアをもとにした異世界探索第二弾。米軍引き連れて裏世界を進むとか,あれやこれや,急にベテランになったな。相変わらずピンチ感はすごいものの,怖さはあまりないか。あとがきのネットロアまとめ話が一番怖い(笑)
読了日:04月25日 著者:宮澤 伊織
プラネタリウムの外側 (ハヤカワ文庫JA)プラネタリウムの外側 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)『未必のマクベス』の作者による、5編の短編連作。まず、タイトルが秀逸。これだけで購入決定ですよ。そして、その中身も期待を裏切らない良作だった。仮想と現実、過去と現在、夢と現が混線するその世界観に、酩酊にも似た心地良さ(というと語弊があるか)を感じながら、最後まであっという間に読み切ってしまった。『グリフォンズ・ガーデン』もすぐ読もう。
読了日:04月19日 著者:早瀬 耕
隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働感想
(★★★☆☆)ベーシックインカムという制度だけでなく,資本主義社会そのものが抱える問題に対する提言といったところか。さまざまな実験や事例を引き合いに出していて,なるほどと思う一方で,これに対する反論も読みたいと思った。こういう話はなかなかデータに基づいた議論がない(できない)ので,もやもやがいつまでも残る。フィンランドベーシックインカムの実験が終了してしまうそうで残念なのだが,データを十分に吟味してほしいな。ベーシックインカムや短時間労働の社会は理想なものになる期待はあるのだけどね。
読了日:04月17日 著者:ルトガー ブレグマン
ソードアート・オンライン プログレッシブ5 (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ5 (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)ひさびさのプログレッシブ。イベント攻略はRPG感たっぷりでとてもいい。が,SAOたる悲壮感は皆無に等しく,要するにラブラブSAO w このペースでは一生の間に終わる気がしないが,次もラブラブがんばっていただきたい。
読了日:04月10日 著者:川原 礫
灰と幻想のグリムガル level.12 それはある島と竜を巡る伝説の始まり (オーバーラップ文庫)灰と幻想のグリムガル level.12 それはある島と竜を巡る伝説の始まり (オーバーラップ文庫)感想
(★★★☆☆) もう許してあげてー,という超長い苦痛の旅から少しだけ解放され(?),作者曰くの,明るく楽しいお話(?)。そしてまたぶっ込んでくるラストで,次回はどうなる?
読了日:04月03日 著者:十文字青
集中力はいらない (SB新書)集中力はいらない (SB新書)感想
(★★★★☆)
読了日:03月06日 著者:森 博嗣
血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null? (講談社タイガ)血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null? (講談社タイガ)感想
(★★★☆☆)Wシリーズ第8弾。話が収束していくようにも見えつつ,過去作とのリンクが明瞭なっていくように見えつつ,全然先が見えませんが。。
読了日:03月04日 著者:森 博嗣
赤いオーロラの街で (ハヤカワ文庫JA)赤いオーロラの街で (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)
読了日:01月21日 著者:伊藤 瑞彦

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