希望

今日は雨。*1


一週間にも渡って開かれる会合も半ばを過ぎた。ホテルを出て、私は会場へ向かったけれどその場にいてもなにもしたくはないし、不愉快だから少し離れたところのスタバで小説を読んでいる。思いつきで本屋に寄って買ったものだ。時々、集中が途切れて、なんか空から降ってこないかな、なんて絶望的な気分で考えながらぬるくなったコーヒーをすすってる。


3時間もいれば、他の客はどんどん入れ替わる。日本人じゃないのもいたりする。今だって隣の女性は意味不明な旋律で軽快にしゃべってる。実は地球人じゃないんじゃないか。本当は既に何か降ってきてて、世界が消え去った後だったり。
幻覚なんだ、きっと。


そうだったらどんなに素敵だろう。

*1:この物語は虚構です。