『復活の地 I - III 』 小川一水 著 (★★★☆☆)

復活!
未曾有の災害からの復興と国家として、人としての成長を描く。
I は災害の状況を淡々と説明されなかなか読むのに我慢を要する。II, III となるにつれて盛り上がっていく。
災害時の状況、人々の心理や行動、役人や政治家の思惑、国家の策謀など盛りだくさんでよくここまで書き込んだなと思う。だが、あらゆる事柄に手を広げすぎてぼやけた印象を受けてしまった。
物事が上手く進まないもどかしさや必死な姿勢など見所は多いのだが。