2012年に読んだ小説(一部除く)

2012年の読書メーター
読んだ本の数:48冊
読んだページ数:17462ページ
ナイス:144ナイス
感想・レビュー:48件
月間平均冊数:4冊
月間平均ページ:1455ページ

詩羽のいる街 (角川文庫)詩羽のいる街 (角川文庫)感想
(★★☆☆☆) これは著者の雑多な主張を,架空の人物に述べさせたものであって,小説とはいわないような。。どうもド直球過ぎて,興がそがれてしまい,物語としてのおもしろみに欠く。──って,読んでたら,作品の中で「ページから作者の声が聞こえるとしらけるって」と,あるキャラに言わせていて噴いたw まあ,著者の主張はもっともなんだけどさ。
読了日:1月23日 著者:山本 弘
シェルブリット I ADEN ARABIE (角川文庫)シェルブリット I ADEN ARABIE (角川文庫)感想
(★★★☆☆)進化の末に宇宙船の姿となった人類種「ジーンライナー」て度肝を抜かれた。。登場人物が総じて最低w
読了日:1月29日 著者:幾原 邦彦,永野 護
シェルブリット II ABRAXAS (角川文庫)シェルブリット II ABRAXAS (角川文庫)感想
(★★☆☆☆)超詳細な設定があるけど,それが本編に生かされてるわけではないな。続きがあるのだろうか? 単行本として出たのは12年も前のようだけど。
読了日:1月29日 著者:幾原 邦彦,永野 護
時間のおとしもの (メディアワークス文庫)時間のおとしもの (メディアワークス文庫)感想
(★★★☆☆)短編集。表題作せつねー。最初の1編はともかく,総じて終わりの意味がよくわかりかねるが,まあ深くは考えない。
読了日:2月7日 著者:入間 人間
Mystery Seller (新潮文庫)Mystery Seller (新潮文庫)感想
(★★☆☆☆)ミステリー短編アンソロジー。『柘榴』がじわじわ怖かった。
読了日:2月15日 著者:
華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)感想
(★★★★★)日本地球惑星科学連合2017年大会から始まるSF大作。すごいなー。よくこんな物語書けるなー。組織と人の本性・駆け引きもさることながら、不自然ともいえるハイテクとローテクの混在に説得力を持たせる背景とか、あぁ。アシスタント知性体ほしい。
読了日:3月2日 著者:上田 早夕里
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫JA)リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)『華竜の宮』を読んでからの方が楽しめる。SFだが,実際に進行していることなんじゃないかと錯覚させるリアリティがある。いや,これは今まさに進行していることだろう。というわけで,アシスタント知性体ほしい…。
読了日:3月11日 著者:上田 早夕里
プリンセス・トヨトミ (文春文庫)プリンセス・トヨトミ (文春文庫)感想
(★★★☆☆)『鴨川ホルモー』と似てるといえば似てるし,似ていないといえば似ていない作風。
読了日:3月31日 著者:万城目 学
武士道シックスティーン (文春文庫)武士道シックスティーン (文春文庫)感想
(★★★★★)久々にページをめくる手が止まらなくなった。終盤なんか,鼻がツーンとこざるを得ない。この微妙で複雑な心情の物語はどうやって生み出すのだろうか。
読了日:4月5日 著者:誉田 哲也
武士道セブンティーン (文春文庫)武士道セブンティーン (文春文庫)感想
(★★★★★)シックスティーンほど鼻ツンではなかったが、胸キュンたった。恋愛小説とかじゃないのに。
読了日:4月9日 著者:誉田 哲也
武士道エイティーン (文春文庫)武士道エイティーン (文春文庫)感想
(★★★★★)シリーズ3巻揃ってページターナーだった。幾人かのサイドストーリーが沁みる。
読了日:4月17日 著者:誉田 哲也
のぼうの城 上 (小学館文庫)のぼうの城 上 (小学館文庫)感想
(★★★☆☆)序盤どうもなかなか読み進められず。後半での決定的一台詞でおおっ?となったので下巻に期待。
読了日:4月28日 著者:和田 竜
のぼうの城 下 (小学館文庫)のぼうの城 下 (小学館文庫)感想
(★★★☆☆)戦の描写が爽快。のぼう様の魅力もさることながら、三成の生き様がなかなかいい。
読了日:5月1日 著者:和田 竜
火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)感想
(★★★★☆)何となく古風な印象を受ける冒頭。そして衝撃の事件が発生してからは,ぐいぐいと引き込まれた。パラテラフォーミングされたマリネリス峡谷には,行ってみたいが住みたくはないかな。
読了日:5月5日 著者:上田 早夕里
南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)南極点のピアピア動画 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)そんな都合のいい展開があるかーい!と本をぶん投げるその顔はニヤニヤ,な小説。特に前半は本当にそんな風に世の中が進みそうな,というかほとんどそうなってんじゃね?と思わせる。文明の非線形領域とはそういうものだろう。
読了日:5月6日 著者:野尻 抱介
太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)太陽の簒奪者 (ハヤカワJA)感想
(★★★★★)痺れた。本当にその状況に居合わせているかのような緊張感と不安感と期待感。衝撃的なイベントの連続。その度に胸を突き抜ける高揚感がたまらなかった。そして少し泣けた。白石亜紀と一緒に。
読了日:5月10日 著者:野尻 抱介
魚舟・獣舟 (光文社文庫)魚舟・獣舟 (光文社文庫)感想
(★★★☆☆)鬱れるね。『くさびらの道』のグロテスクさにどんより。『火星ダーク・バラード』の前日譚『小鳥の墓』の村上春樹的な雰囲気,からのどす黒さにどんより。えぐってくる。
読了日:5月27日 著者:上田 早夕里
沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)野尻さんの小説は最後に必ずめちゃでっかい夢を置いていく。始まってわくわく、終わってわくわくで爽快。ファーストコンタクトまだかなぁ。
読了日:6月4日 著者:野尻 抱介
星を継ぐもの (創元SF文庫)星を継ぐもの (創元SF文庫)感想
(★★★★★)なんと想像力(創造力)豊かにつくられた物語だろう。そして綿密に組み立てられた物語でもある。35年前の作品だが,少しも古くささを感じさせない。続編読もう。
読了日:6月24日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
トーマの心臓 Lost heart for Thoma (文庫ダ・ヴィンチ)トーマの心臓 Lost heart for Thoma (文庫ダ・ヴィンチ)感想
(★★★☆☆)全体の雰囲気は、どちらかと言えば森博嗣な状態であると評価できる。ところで、なぜ「トーマの心臓」なんだろう。
読了日:6月28日 著者:森 博嗣
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)感想
(★★★☆☆)メディアワークス文庫はするする読める。古本にたまについているパラフィン紙ってなんかいい。絶版専門書とか買うとついてたなぁ。
読了日:6月30日 著者:三上 延
長い腕 (角川文庫)長い腕 (角川文庫)感想
(★★★☆☆)終始もやもやとした落ち着かない雰囲気が漂う。長い腕?
読了日:7月11日 著者:川崎 草志
宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC(8) (角川文庫)宇宙と惑星と 機動戦士ガンダムUC(8) (角川文庫)感想
(★★★★☆)緊張感が終始続く巻だった。それぞれの立場の内面を掘り下げるような中盤は,ちょっとだけしんどいか。
読了日:7月28日 著者:福井 晴敏
虹の彼方に(上) 機動戦士ガンダムUC(9) (角川文庫)虹の彼方に(上) 機動戦士ガンダムUC(9) (角川文庫)感想
(★★★☆☆)早い話がどろんどろん…。まあガンダムだからね。マリーダさぁーん!!
読了日:8月12日 著者:福井 晴敏
僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ文庫JA)僕は長い昼と長い夜を過ごす (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)テンポよく、タイミングよく、おぅ? となるイベントが放り込まれるので、なかなかページをめくる手を止められなくなる。あと故郷の某町の名前が出てきて驚く。
読了日:8月14日 著者:小路 幸也
ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)ふわふわの泉 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)やっぱり、そんな都合のいい展開があるかい!w って感じだけど、うきうきな気分で読んじゃう、引き込まれちゃう。で、霧子w
読了日:8月19日 著者:野尻 抱介
銀河不動産の超越銀河不動産の超越感想
(★★☆☆☆)そう、すべては成り行きなのだ。
読了日:8月24日 著者:森 博嗣
ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)感想
(★★★★★)アニメから入ってハマってしまった。仮想世界の中のファンタジーという設定,ベタだけど引き寄せられちゃう。展開も“べったべた”なライトノベル。それがよい。
読了日:8月30日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈2〉アインクラッド (電撃文庫)感想
(★★★★☆)泣いてまうやろ…。
読了日:9月1日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)どんどんユルくなっていくな…。SAOの緊迫感がほしいな。
読了日:9月2日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)そういう関係は生理的に受け付けないとか、あまりにクズ過ぎるとか、チートにも程があるとかいろいろ。SAO の悲壮感が欲しい。
読了日:9月5日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・バレット (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈5〉ファントム・バレット (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)状況をがらりとかえるという思い切りがすばらしい。ダークサイドも少しだけ戻ってきていい感じ。
読了日:9月9日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)ソードアート・オンライン(6) ファントム・バレット (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)現実と仮想とトラウマと。リンク・スタート。
読了日:9月15日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)だから,泣いてまうやろ,ってば。ベタ耐性低下中。
読了日:9月17日 著者:川原 礫
ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)ガニメデの優しい巨人 (創元SF文庫)感想
(★★★★☆)『星を継ぐもの』の続編。怒濤のラスト22ページがすごい。そしてエピローグ4ページ,胸が熱い。
読了日:9月19日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
ソードアート・オンライン〈8〉アーリー・アンド・レイト (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈8〉アーリー・アンド・レイト (電撃文庫)感想
(★★★☆☆)やっぱりSAOはいい。絶望感,悲壮感がなんともいえない。「はじまりの日」は特に。現実(仮想)の逃避と無意識の執念,そしてその中の絶望。
読了日:9月25日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン (9) アリシゼーション・ビギニング (電撃文庫)ソードアート・オンライン (9) アリシゼーション・ビギニング (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)また新しい世界を作ってきた。世界をあっさりと捨てていくというのはなかなか素晴らしい。ただ,緊迫SAOは継続してやってほしいところ。
読了日:10月1日 著者:川原 礫
ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)感想
(★★☆☆☆)ロジャー・ペンローズな前半。後半は,なだらかな長い坂をずっと上ってる感じ。
読了日:10月14日 著者:川原 礫
風の邦、星の渚 上―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)風の邦、星の渚 上―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)感想
(★★★☆☆)弟の開眼っぷりがいい。
読了日:10月30日 著者:小川 一水
風の邦、星の渚 下―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)風の邦、星の渚 下―レーズスフェント興亡記 (角川春樹事務所 ハルキ文庫)感想
(★★★☆☆)チートでシムシティ(違)。やっぱり開眼した弟の物語だ。
読了日:11月4日 著者:小川 一水
マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)初、電子書籍で読了小説。なんちゅうドス黒、なんちゅう絶望。そしてこのあと希望はどこへいくのか。
読了日:11月24日 著者:冲方 丁
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)高度化したあと訳あって少し衰退+失われた技術な設定は大好物。いろいろてんこ盛りで下巻はどうなっちゃうのか。
読了日:11月26日 著者:小川 一水
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★☆)「ちょ、おいィ!?」言いました。壮絶な展開に加えてまだまだバラ巻きまくり。次だ!次! ユレイーン!
読了日:12月4日 著者:小川 一水
天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)天冥の標 2 救世群 (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★★★)I上下から一転して、涙の物語。前巻でこれは…と思ったことが補強されたた。真相やいかに。さあ、次。
読了日:12月9日 著者:小川 一水
天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)感想
(★★★☆☆)のろのろで一瞬な宇宙戦! それにしても,救世群…。
読了日:12月16日 著者:小川 一水
ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)感想
(★★★★☆)帰ってきたSAO。でもまだまだライト。
読了日:12月24日 著者:川原 礫
中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?感想
(★★★★☆)やっぱり素直がいちばん。
読了日:12月29日 著者:NHK_PR1号
天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)感想
(★★★☆☆)なんという官能小説。二つの種族のアイデンティティ,「不宥順」と「混爾」の追究のくだりに,ふむ。
読了日:12月31日 著者:小川 一水

2012年に読んだ本まとめ
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