豪人恐るべし

オーストラリア人とビリヤード。
何だか知らないが例のオーストラリア人とバーに行って酒飲みながらビリヤードする話になっててね。しょうがないからってわけじゃないけど行ってきたさ。しょうがないから。
で、日本語としても英語としても中途半端な言語で取り留めのない会話をしつつ、歩いて行くにはちと遠いその豪人行きつけのバーへ向かったわけ。
バーに着くととりあえず酒を頼んで豪人は、隣で飲んでいた面識のない、私という人間と日ごろの生活を鑑みるとまず友達にはなりそうもないお兄さん(つっても私より2つも若かったが)と、当然だが私を巻き込んでまずはダーツをやるんだと。
カウントアップ、501、クリケットクリケット
はい、次、ビリヤード。
全くナチュラルに店員を巻き込む豪人。3人じゃ半端だからね。あは。
2チームに別れてナインボール、それからハイボールとローボールを入れ合うあれはなんつーのかね、それを豪人がインターナショナルだと言い張るルールで行う。店員は自身が知るアメリカンなルールと食い違い混乱するも、まあいいや。
最後は一つの赤球と二つの白球を使ってぶつけたりポケットに落としたりして得点を競い合う豪人いわく、彼が大好きなイギリスのビリヤード、なるものをお兄さんと豪人で対戦することになる。皆そんなゲームのルールなんぞ知らないから彼の言いなりでゲームは進む。否、進まないというべきか。なんせ、ゲーム終了の101点が遠いんだもの。
豪人は金に糸目をつけることなくガバガバビールを飲んで、顔にはでないものの得点の勘定はままならないし、お兄さんとどっちの番かもあやふやなわけで。
小一時間もゲームは続き僅差で豪人勝利。困惑しきりのお兄さんお疲れ様。
ビリヤードを終えて「もう一ダーツやろうか?」と宣う豪人を「おれは眠いからもう帰ろうぜ」という趣旨のやっぱり中途半端な英語で伝え宥めてお開き。ふー、やれやれだぜ。
家に帰ったらほとんど4時だよ、あー、疲れた。NANA見れなかったし。明日は10時には起きなきゃって今日だよ、それ…。