『図書館戦争』 有川浩 著 (★★★★★)

ありえねぇ!(褒)


メディア良化法なる図書狩りが存在する現代。図書館の自由を謳ってこれに真っ向から立ち向かう図書隊とメディア良化委員会とが対立する。本を守る女性図書隊員 郁 や上官・同期たちの戦いとその日々を描く。


正直、主人公 郁 のだだっ子ぶりに辟易することしきりであるけれど、そうであるからこその面白さというのがある。登場人物たちの軽快な掛け合いが心地よい(柴崎最高)。
本に囲まれているだけで幸せを感じる私のような人種にはたまらなく心くすぐられる一冊。