『ソード・ワールド・ノベル ダークエルフの口づけ』 川人忠明 著 (★★★★☆)

ソード・ワールド・ノベル新シリーズ。
古代暗黒神とともに光の神々と戦ったとされるダークエルフ。その種族の女性ベラが主人公の混沌の王国ファンドリアを舞台とした物語。『闇よりも深い、ダークエルフの心の裡を炙り出す、待望の新シリーズ開幕。(あらすじより)』
久々のまじめな長編か。このところ『へっぽこ〜』というのが出ていたがタイトルからしてあからさまに軽いし。短編ちょっと読んだだけだけど。まあライトノベルなんだから軽くて当然ではあるが。
主人公ベラの冷徹具合がとてもよい。それからファンドリアの様々な組織の暗躍具合も。
ダークエルフの心の裡を炙り出す』とはよくできた表現だ。★4つは甘い気もしないではないが、面白かったには違いない。
この著者の文体は丁寧で結構好きかも。そして、表紙や挿絵が気に入った!(から買った。。)