奴が来る!
今日は雨です。
恐怖の雨なのです。何故恐怖か。それは…。
時刻は 22:00 も過ぎたあたり。決して終始一所懸命とはいえない1日を終えて、傘を差し、独り寂しく研究室を出ます。そして私は、暗く、街灯を微かに反射する足元のアスファルトに目を凝らして歩きます。どきどき、そわそわしながら。時に大股で。時に小股で。
そう。我が大学構内は奴らでいっぱいなのです。
奴ら。
それは…土龍。蚯蚓。ミミズ。
しかも、ここの奴らはただ者じゃあないのです。太さはボールペン程もあり、体長は 15cm はザラ。計ってなんぞいるわけがありませんが、デカイやつは 20cm も超えているに違いありません。超えてる、超えてるよ!きっと!そんなのがそこら中にその身を横たえているのです!何故だか知りませんが、とにかく巨大なのです!
一日中降り続けた雨は構内の肥沃な土に染み込みます。すると奴らの巣穴に流れ込み、奴らは息苦しくなって這い出ててくるのです(たぶん)。
普通に歩けば踏んでしまうこと必至。足元から目を離すことなどできません。いや、本当は見るのもおぞましいのですけど。このジレンマ…。
ぞわぞわ…。
夢に出ます (T-T)